まずは、京都市学校歴史博物館で、戦前戦中の小学校の記録写真や映像を見て、高齢者の方々が小学生だった頃に思いを馳せました。たまたま博物館に遊びに来ていた方に、昔の思い出話を聞かせていただきました。そして、お寺に併設された特別養護老人ホームに移動し、職員さんに案内してもらいながら入居者たちとのおしゃべりを楽しみました。
次は、京都府動物愛護管理センターと京都市家庭動物相談所を訪問。施設の取り組みについて説明を受けた後、飼い主が放棄したり、迷子で保護された犬たちと対面。犬が大好きで、チェンマイの自宅で15匹の犬たちと暮らしているというアラヤーさんは、満面の笑顔になりながら、一匹一匹を優しくなでて、ポートレートを撮影。そして毛を採取していきます。どうやら犬の毛を、次年度の展覧会で使いたいもよう。これまでの暮らし方と結びつけて、楽しみながら、着々とリサーチを進めています。