京都芸術センターと京都市立芸術大学による連携のもと、5月16日から6月15日までの約1カ月間、アラヤー・ラートチャムルンスックを招聘します。
アラヤ―は、タイの古都チェンマイを拠点とする映像・写真作家。東南アジアを代表するアーティストとして、世界各地の芸術祭や企画展に参加してきました。個人的な日常体験に動機づけられた作品は、突飛なシーンを実現しており、女性、死、個人のアイデンティティといった多様で深遠な解釈を誘います。代表作《授業》(2005)では、横たわる身元不明の遺体に対し、死について講義する様子を撮影。《ふたつの惑星》(2008)では、近所の村人たちを集めて、西欧の複製された名画を前に、戸外で自由に会話させた様子を記録しました。
今回の滞在中は主にリサーチに集中します。6月14日にはアーティスト・トークで、その様子をプレゼンします。同じくタイ出身の映画監督であるアピチャッポン・ウィーラセタクンとの対談形式になる予定です。彼女独自のリサーチの手法や主題、過程、そして提示の仕方を共有しながら、京都を再発見できるのが楽しみです。
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「京都芸術センター×京都市立芸術大学
アーティスト・イン・レジデンス プログラム2014」
2014年5月17日(土)~6月15日(日)
[関連企画]
<1>「アラヤー・ラートチャムルーンスック特別授業」
日時:2014年5月21日(水)
会場:京都市立芸術大学 大学会館交流室
講師:アラヤー・ラートチャムルーンスック
小山田徹(京都市立芸術大学美術研究科彫刻専攻 教授)
料金:無料(事前申込不要)
問合せ:京都市立芸術大学(075-334-2220)
<2>アーティスト・トーク
「対談―アラヤー・ラートチャムルンスック×アピチャッポン・ウィーラセタクン」
日時:2014年6月14日(土)13:00-15:00
会場:フリースペース
対談者:アラヤー・ラートチャムルーンスック(映像作家)
アピチャッポン・ウィーラセタクン(映画監督)
進行:橋本梓(国立国際美術館研究員)
料金:無料(事前申込不要)
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アラヤー・ラートチャムルーンスック(Araya Rasdjarmrearnsook)
チェンマイ在住の映像・写真作家。バンコクのシラパコーン大学グラフィックアーツ専攻修士課程修了。「ドクメンタ13」(2012)や「シドニー・ビエンナーレ」(2010)、『アジアの亡霊』(サンフランシスコアジア美術館、2012)など、世界各地の芸術祭や企画展に出品。日本での展覧会は『風穴:もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから』(国立国際美術館、大阪、2011)、『熱々!東南アジアの現代美術』(横浜美術館、神奈川、2013)など。
料金:無料(事前申込不要)
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アラヤー・ラートチャムルーンスック(Araya Rasdjarmrearnsook)
チェンマイ在住の映像・写真作家。バンコクのシラパコーン大学グラフィックアーツ専攻修士課程修了。「ドクメンタ13」(2012)や「シドニー・ビエンナーレ」(2010)、『アジアの亡霊』(サンフランシスコアジア美術館、2012)など、世界各地の芸術祭や企画展に出品。日本での展覧会は『風穴:もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから』(国立国際美術館、大阪、2011)、『熱々!東南アジアの現代美術』(横浜美術館、神奈川、2013)など。
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